船井流正攻法から学ぶ、「力相応一番原則」
こんにちは。最近はキックボクシングにハマっている大久保です。
今日は、経営コンサルタントの船井幸雄さんから学んだ「力相応一番原則」について紹介したいと思います。
「力相応一番原則」とは何か
「力相応一番原則」とは、簡単に言うと「自社が持てる力の範囲で、一番になれる場所を見つけ、そこで一番になろう」という考え方です。
これはマーケティングでよく使われるSTP戦略(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)と非常に近い発想です。企業が持てる力に見合った商圏・客層・商品にまで絞り込み、その絞り込んだ範囲の中で「一番」を獲得しにいく、というものです。
特にWeb上でのビジネスは、実店舗のように商圏(地域)で自然に絞り込まれることがありません。だからこそ、STPの「S」にあたる客層・商品の絞り込み方が非常に多様になっています。趣味嗜好、ライフスタイル、取り扱う商品の一貫したコンセプトなど、絞り込みの軸は無数にあります。
本を読んで気づいた、もうひとつの重要なメッセージ
ここまでは、比較的よく語られる内容です。ただ、実際に船井幸雄さんの本を読み進めるうちに、「力相応一番原則」にはもうひとつ重要な主張が含まれていることに気づきました。
それは、「そのセグメントにおける過剰な投資(リソースの集中)はすべきではない」というメッセージです。
企業の社会性という観点から見れば、追求すべきは「マスメリット」——つまり、より多くの人・社会全体にとっての利益です。重要なのは「一番になること」であって、あるセグメントで「10の力」で一番になれるのであれば、わざわざ「100の力」を投じるべきではない、という考え方です。
力を「節約」して、次にどう使うか
力を必要以上に注ぎ込まない、ということは、次の2つの選択肢につながります。
- 節約した力を、他のことに投資する
- セグメントを広げて、さらに上のカテゴリーで戦う
これは、特定の市場ですでに上手くいっている(あるいは、上手くいきたいと思っている)企業にとって、非常に重要な視点だと感じました。私自身、読みながらぐっと心が引き締まる思いがしました。
「実力をつけ続けること」が、必ずしも正解ではない
理想を追求し、実力をつけ続けることは、一般的に尊敬されがちです。また、実際に上手くいっている企業やブランドには、自然と注目が集まります。
しかし、船井幸雄さんの主張に基づけば、その研磨や育成でさえ、セグメントによっては「過剰な浪費」であり、「マスメリットの最大化を怠る社会悪」になり得るということです。
一番になるために必要な力を見極め、それ以上は求めない。そのうえで、余った力をどこに向けるかを考える——これは、事業を長く続けていく上で、常に持っておきたい視点だと感じています。
「力相応一番原則」は、シンプルなようでいて、学びの深い考え方ですね。
食品・地方ブランドのホームページ制作
「自社が一番になれるセグメントがどこなのか、整理してみたい」「絞り込みと投資のバランスを一緒に考えてほしい」——そんなお悩みがあれば、ジャッジへご相談ください。食品・地方企業・中小企業に特化したホームページ制作を行っています。まずはお気軽にお問い合わせください。
#マーケティング #ポジショニング #食品ブランディング