ギフトイベントのカジュアル化と「一人」に残る法則
クリスマス、ハロウィン、バレンタイン、お中元、お歳暮——
これらのイベントは、いずれも何らかの意味を込めて誕生し、時代の流れとともに意味が砕け、カジュアル化し、「家族のイベント」へと変容してきました。
しかし、家族の形が変わり、少子高齢化が進む中で、最終的に残るのは「一人で楽しめるもの」ではないでしょうか。
この視点から見れば、チョコレートというプロダクト自体は食品においては最先端であっても、バレンタインというイベントは、クリスマスの後を追うかたちで「家族向け→一人向け」へと進化しています。
来年のバレンタインでは、家族向けから一人向けへとシフトする流れを捉え、販売戦略を組み立てるつもりです。
イベント別の進化パターン
クリスマス
- 恋人と過ごす
- 家族で過ごす
- 一人で楽しむ
バレンタイン(クリスマスの後追い)
- 本命へ贈る
- 本命以外へも広がる(70年代以降、職場向けにオフィシャル化)
- 家族にあげる
- 一人で楽しむ
お中元・お歳暮
- 企業や目上の人に贈る(オフィシャル)
- 感謝の気持ちとしてカジュアル化
- 家族向けに変化
- 一人で楽しむ(今後の動向が気になります)
実際、カジュアルなパッケージのレトルト食品や芋のギフト需要が増えています。「ギフト=誰かに贈るもの」という意識が薄れ、自分へのご褒美やちょっとした贅沢としての需要が高まっているのです。
例外的に生き残る「家族イベント」
母の日・父の日は特殊です。買い手が単身世帯であっても、「親」という存在は変わりません。そのため、マーケティング施策を全力で展開し、顧客名簿化することが可能です。
加えて、誕生日ギフトも根強いと感じています。(支援しているあるギフトECブランドでは、誕生日・60代・父親向けという切り口のマーケティングが得意領域であり、この流れを特に活かしやすい場面です。)
「カジュアルギフト」と「売場力」の設計へ
今後、各イベントは以下のような方向性に分類されていくと考えています。
- ハロウィンや七五三・節分のように「子ども中心のイベント」になるか
- バレンタインやお中元のように「一人で楽しむスタイル」に進化するか
- 母の日・父の日や誕生日のように「家族が関与する形で残るか」
この分類を押さえた上で、単に「食品をカジュアルギフト化」するのではなく、「用途別に踏み込んで売場力・固定化力を設計する」という視点で戦略を構築していきます。
市場がどう動くかではなく、市場をどう動かすか。来年の施策が楽しみです。
食品ブランドのEC・ホームページ制作のご相談は
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